午前11時ごろの渡辺通りです。人の姿はまばらでした。

当たり前ですが、解除になっても、コロナが収束したわけではありません。

テレビでは（私もその一員ですが）「解除後の『緩み』が心配だ」なんて声も聞かれます。

でも街の人たち、全然緩んでませんでしたよ！！！！！！

道行く人たちも、みんなマスクを着けておりました。

きょう取材した岩田屋でも、検温があったり、消毒液をてに吹きかけてから入店したり、

対策を講じながらの営業再開でした。

極限の現場で命を救う仕事に従事されている方、そして大変苦しい思いをされている方がいらっしゃいます。

コロナウイルスなんていう存在を我々が知らなかった頃の日常には、もう戻れないかもしれません。

だけど、「３密をやめよう」「ＳＴＡＹ　ＨＯＭＥ」を余儀なくされる中で、気持ちの面でも、行動の面でも、みんなが以前よりもっと考えるようになっているのは事実。

「リモートワーク」「デリバリー」「オンライン」新たな可能性の芽みたいなものが生まれたのも事実。

この窮地を乗り越えたとき、「立ち向かう力」みたいなものが1人1人に身につくような気がしてなりません。

大好きなさだまさしさんの歌に、「Ｔｈｅ　Ｄａｙ　Ａｆｔｅｒ　Ｔｏｍｏｒｒｏｗ～明後日まで」という歌があります。

「今日は昨日の続きだったけど　明日流れが変わるかもしれないじゃない？

　　　　　　　　　　　　今まで辛かったその分の　笑顔を取り戻そうよ

　　　　　　　Ｔｈｅ　Ｄａｙ　Ａｆｔｅｒ　Ｔｏｍｏｒｒｏｗ　明後日まで　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう少しだけ　生きてみようよ」

「きょう頑張らないと」とか「あしたまで頑張らなきゃ」とか、常に追い立てられていたら

いつか潰れてしまう。だからせめて明後日まで、少しだけ自分に余裕を持たせてあげて頑張ろう。そんなメッセージがアルバムには書かれていた気がします。

「明後日」≒「遠くない未来」　

いつか遠くない未来に、「コロナがあったから成長できた」とみんなが思える日が来たらいいなと願っています。

2020.05